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解決例

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白内障手術時の緑膿菌感染による視力低下

開業医(眼科医院) / 

事案

Cさんは,Y眼科医院で左眼の白内障手術を受けました。
 手術前のCさんの左眼の視力は,裸眼で0.04、矯正視力0.15でした。
手術翌日の午前中,Y眼科医院を受診した際には、Cさんは左眼に異常はなく、明るくなってよく見えるようになったと感じていました。しかし、その日の夕方ころから左眼に痛みが出現して涙が出るようになり、夜には涙が止まらなくなりました。
さらにその翌日、CさんがY眼科医院を受診すると、Y眼科医院の院長は,Cさんの眼内に炎症が生じており、直ちに眼内を洗浄する必要があると説明し、至急,近隣の総合病院を受診するよう指示しました。
Cさんはその日の内に総合病院を受診し,緊急手術を受け,Y眼科医院で行われた白内障手術の際に挿入された眼内レンズが摘出されました。後日、そこから緑膿菌が検出され、Cさんが左眼内炎を発症した原因は緑膿菌感染であることが判明しました。
結局,Cさんは50日間の入院を余儀なくされ,この間に4回の外科手術を受けました。退院後も1年間通院治療を継続しましたが,緑膿菌感染の影響で眼の水を作る機能が低下し、眼が凹んでしまっているため、眼内レンズの再挿入ができず,結局Cさんの左眼には、裸眼視力10cm、矯正視力0.01、後遺障害等級8級に該当する後遺障害が残存するに至りました。

問題点

感染性眼内炎は、細菌あるいは真菌などの病原微生物によって生じる眼内の炎症で、眼疾患の中で最も緊急性を要する重篤な疾患の一つです。
白内障手術に限ったことではありませんが、医療従事者は、手術を行う際には、院内感染を防止するため、自身の手指、手術器具、患者の体内に留置する医療器具などの洗浄・消毒・滅菌を徹底しなくてはなりません。
本件では、白内障手術の際に挿入された眼内レンズから緑膿菌が検出されたことから、手術に関わった医師やスタッフらが、洗浄・消毒・滅菌を怠っていた可能性がありました。

解決・和解

本件では,裁判所の和解勧告により1400万円での和解が成立しました。

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