「サラ金返済への親の援助」

Q:息子がサラ金で借金をしているようです。将来もあるので、返済資金を援助しようと思っていますが、息子は借用書などの書類は捨ててしまったといいますし、全部正直に話しているかが心配です。

借入先や金額を明らかにすること

このような親御さんは、たくさんいます。しかし、なにより大切なことは息子さんが本当に反省して、本気で立ち直ろうと決意しているかということです。息子さんに本当に心から反省させてすべての借金を正直に告白させることが必要です。息子さんが数件の借金をかくして自分で返済しようと考えているのなら、親御さんはすべて片づいたと思っているのに、数年後、もっと多くの借金を抱えていることがわかり、途方にくれることがあります。
 したがって、なにより必要なのは、すべての借入先を明らかにすることです。
このためにはまず、各サラ金などの情報をコンピュータ―管理している機関に息子さんと一緒に出かけて、「どこから、いくら借りているか」を確かめてください。
 弁護士に依頼すること

次に、息子さんの借金の返済資金の援助ですが、サラ金業者のいいなりに返済する必要はありません。
弁護士に依頼すれば、サラ金業者の請求している金額を利息制限法に引き直して計算して解決してくれます。
サラ金業者の金利は年30%前後のものが多く、取引期間が長ければ、利息制限法所定の利率で計算し直すと、サラ金業者のいう金額をさげることができます。
 このとき、自分たちだけで返済しようとすると、サラ金業者は1円も負けないうえに、きちんと返済してくれた「良いお客さん」ということで、息子さんが借りようとすればまた貸してしまうのです。
 この点、弁護士に依頼すれば支払額も大幅に少なくてすむ上に先に紹介した各コンピューター情報に7年間は事故情報として載る(いわゆるブラックリスト)ため、あらたな借り入れもできません。

 私たちは普段の相談の中で、自分たちだけで処理したために、早い人で1年後にはまた同じくらいの借り入れをしてしまったり、何回も整理が必要となって親の全財産を使ってしまったなどという話を聞くことが何回もあります。
 借金を繰り返させたくなかったら、ぜひとも弁護士に依頼して債務整理をしてください。
 ライトハウス法律事務所(054−205−0577)にお気軽にご相談ください。
 連帯保証はしない

 債務整理をする、しないにかかわらず、息子さんが借金の返済を遅れると、自宅にサラ金業者から請求の電話が入りますが、連帯保証をしていない限り、親御さんには支払義務がありませんので、サラ金業者からの電話を一切受け付けない態度でいてください。
また、しつこく取り立てにきた挙句、親切を装って、「これに印を押してくれたら今日は帰る。」などといって後から連帯保証させようとする業者もいますので注意してください。中途半端な援助は「百害あって一利なし」です。

(法律マニュアルは「弁護士も聞きたい法律相談」より引用・一部内容を訂正して掲載しております。)

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弁護士 青山雅幸 (静岡県弁護士会所属)
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