交通事故の解決事例
最近の解決事例の中から、依頼者のご承諾を得て紹介しております。
40代 女性 Nさん
正社員の兼業主婦が家事従事者としての休損を立証し認められた事例
事案
Nさんは車で走行中、対向車線側にある駐車場から侵入してきた車に追突され、自身の車は一部破損、Nさんは頸椎捻挫、腰部挫傷等の怪我を負い、これらの痛みによって事故前のような仕事や家事を行うことが困難な状態となってしまいました。
交渉経緯
Nさんは正社員フルタイム勤務で働いていましたが、事故により仕事を休んだのは事故日当日の一日だけでした。これは休まずに済むような怪我だったというわけではなく、勤務先の事情で休める状態ではなかったからです。Nさんは、仕事だけは迷惑をかけないようにと何とかこなしていたものの、事故で負った怪我の影響は深刻で、日常的にできていた家事労働にまで著しい支障を来してしましました。
解決
損保の提示では休業損害として認められるのはNさんの年収÷365日×1日となるところでしたが、Nさんが怪我によってどれだけ家事労働に支障を来しているかについて丁寧に説明、主張をした結果、家事従事者として年収より高額となる賃金センサス・学歴計・女性労働者全年齢平均賃金を基に、家事労働に支障を来したと考えられる日数での休業損害を認められることとなりました。