医療過誤の解決事例

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医療過誤の解決事例

最近の解決事例の中から、依頼者のご承諾を得て紹介しております。

60代 女性 Mさん私立病院

頚椎症性神経根症術後の神経障害

事案

Mさんは肩こりが酷く左上肢のしびれがあり、当該病院でMRI検査を受け、頸椎(首の骨)4・5の間が狭くなっていて神経根が圧迫されていることが原因であり、骨を削る内視鏡手術を行った。
手術後約3時間後から頚部、両肩、腹部、両下肢にしびれ、脱力が出現。
同約7時間後に腹部、下肢のしびれがなくなるも上肢はしびれ継続。
手術から1年以上経過した今も両上肢のしびれ、左上肢筋力低下等の症状が残存。

問題点

当該病院からは通院治療費、交通費、休業補償(給与を算定基礎としたもの)について対応をするとの連絡をもらったが、後遺障害等級についてはなんら触れられていなかった

解決・示談での和解

本件ではまずMさんに頚椎の専門医にきちんと現状を診てもらうことを勧めた。
そのうえで医療調査を進めていき、協力医の先生方から詳細なレクチャーを受けることにより、術後管理に問題があり、結果としてMさんには両上肢のしびれ、左上肢筋力低下等の後遺障害が残存していることから、後遺障害等級9級相当の後遺障害慰謝料と逸失利益について請求を行った。また、休業損害については、Mさんが兼業主婦だったことから、後遺障害が家事にも影響していることを丁寧に主張し、給与を算定基礎としたものより高額な主婦としての休業損害額を請求した。結果、相手方病院も納得し、和解金として上記慰謝料等を含む1900万円が支払われ、円満な解決を迎えることができた。

  

弁護士法人 ライトハウス法律事務所

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